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初めて石田衣良の作品を読みました。

ブックオフで何読もうか探していところでタイトルが気になったんで手にとってみたら石田衣良の作品。
石田衣良の作品は今まで読んだことなかったんですが、R-25で連載中の「空は 今日も 青いか」が結構好きなので気になってたんですよね。
余裕のある文章と言うか、ゆっくりすぎず、それでいて飽きさせない表現が好みに合います。

さて本作品はタイトルどおり娼夫をする青年の話。
シンプルですが秀逸なタイトル。
当然性的描写が多いので、そういった表現が苦手な方にはお勧めしません。
あ、痛いシーンも一部あります。
気にならない方にはお勧めです。
ただ作者が書きたい事はそこではないでしょう。短くて読みやすいが人の心の書き方などよく出来ています。
電車でカバーなしで読むのはお勧めしません。ジロジロ見られました(^_^;)

ではネタバレ込みは以下にて。

性的描写は作家によって色々個性がありますが、石田衣良は好きですね。
江國 香織のストーリに自然に溶け込ませつつもやや影のある書き方や辻 仁成のように情熱的な描きかたも好きです。
村上 春樹のやや偏執的なのはちょっと苦手かな。ややリアリティにかける。
今回の石田衣良も偏執的なのもあるので表現方法の好みですかね。どこかさらりとしながらも、その人の本性を描いている。アブノーマルな中にもリアリティを感じました。
こう考えると好きな作家に性的描写が多い人が多いような・・・

バーで働く大学生がボーイズクラブのオーナーと出会い、娼夫として働いていく中で女性の心に触れることに生きがいのようなものを見出していく。

性の問題はその人の本質的な部分にかかわることが多いと思います。
だからこそこの作品は性を通して人の内面を描いていて、それこそが描きたいものなんだと思います。
「黄金の心を持つ正しい人間だけ裸で外を歩けばいい-自分は裸は嫌だからボロを纏う」、すべてをさらけ出すことが正しいこととは限らない。
自分が正しいと思って全てをさらけだし、またそれを他者にも強制するような人間にはこういった考え方も知るべきです。
普通であることが普通ではない。普通とはなんなのか。
少なくとも一般的には普通と思われるこの青年が普通ではないということは分かる気がします。

小指を折るシーンなんかはぞっとしました。だからこそ逆に引き込まれてしまいましたが。

性的描写が多く、アブノーマルなものもありますが、不思議といやらしさはありません。
作品自体も少しあっさりしているので物足りない方もいるかもしれないですね。
終わり方はいまひとつでしたが、他の終わらせ方は想像できなかったのでこれもありかなと。

最後まで娼夫という表現は使えど娼年とは書かないところも潔くていいです。

続編もあるようですが、この話で満足できたので読もうか迷い中。
逝年て・・・

池袋ウエストゲートパークのような軽快な話は正直好きになれそうもないですが、他の作品は読んでみたいと思います。
まぁIWGPも先入観で軽快といってるんで実際はどうかは分かりませんが。

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