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ボクシングしかできることがないマギー。彼女は名匠フランキーのもとに足を運び、拒絶されながらも何とか弟子入りを果たす。
フランキーの教えの下、強打を活かし勝ち進む彼女。
しかし優勢で進めていた世界タイトルマッチでマギーを悲劇が襲う。



チョコレートに続きやや重めなテーマのアカデミー作品。
初のヒラリース・ワンク作品。
クリントイースト・ウッドとモーガン・フリーマンという名優コンビ。
イーストウッド作品って意外と見てないことに気づいた。
やっぱり『パーフェクト・ワールド』はとっても素敵な映画ですが。

テーマの関係から賛否両論がありますが、難しいとこですね。
とりあえず障害を持たれている方などは観るべきではないと思いますが。
個人的はラストは苦悩の上での二人の決断なので間違いではないと思いますが、それを映画として上映していいかどうかはまた別ですし。

なにはともあれ観るのであればそれなりの覚悟を持ってください。
ではネタばれ込みは以下続きにて。

バックグラウンドの情報何もなしで観たので正直びっくりしました。
初めをみてるとあれ、サクセスストーリーなのかな、と思いきやあくまで前半は序章でしたね。
病院で起きると全身麻痺、人工呼吸器付とあんまりな姿。
そして追い打ちをかけるような家族の仕打ち。この弁護士と家族のあたりはアメリカらしいですね。

入院後は周りを気遣うなどまだ元気な様子を見せていたが、徐くそうで足を切断してから生きることへの諦めを見せ始める。
自分の一部を失うことによる喪失感をうまく描いています。
人工呼吸器を外してほしいと懇願され苦悩するフランキー。
そして悩みながらも呼吸器を外す決断を下す。

なによりも良かったのは外すシーンをぼやかすことなくしっかり描ききったこと。
このシーンを出すことはあまりに衝撃的で批判を受けるのはもちろんわかっていた上でだと思いますが、あえて描かず観ているものの想像力にゆだねるという方法もあったと思います。
謎を残したりぼやかしたりして想像力をかきたてるという方法はたしかにいいとは思う。
だけど、作品を出す以上はやはりぼやかしいたり、ごまかしたりすることなくしっかり描き切るのはそれ以上に大切だと思います。
そういったところでクリント・イーストウッドは作品と向きあった非常にいい監督だったと思います。

尊厳死は難しいですね。
賛否両者にそれぞれ理屈があって間違いはないと思います。
簡単に生きることを諦めるのはダメだとは思いますが、やはりその状況になった人間にしかわからないものではあると思います。
いずれにせよ尊厳死に簡単に賛同する気にはなれませんが。

家族を亡くした僕にはすこし観るには早すぎる作品ではありました。
ボクシングシーンや病院でのシーンなど実際とは思えない映画的演出ではありますが、そこは割り切ってみればとてもいい映画です。
人工呼吸器を使っている以上、延命の判断は患者本人にあるはずで、病院から意志の選択は受けるはずです。
できれば心にゆとりがあるときに観てほしいと思います。

モーガン・フリーマンはやっぱり名脇役ですね。
役の設定も含め作品を一つ深いものにしていました。

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