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water_dripper0.JPG



















ぱっと見なんだか分かります?
ウォータードリッパーで水が落ちているところです。

と、いうわけで今回はちょこちょこネタに出てきたウォータドリッパーの紹介。
HARIOのポタ君です。

ウォータードリップはその名の通り水出し式のコーヒーです。
オランダ人の考案が元となっているのでダッチコーヒーとも言います。オランダ人はあんまり飲まないと聞きますが。
試したこと無いですが、水出し式としては他に粉をパックに入れて水に浸す水浸式もありますね。

さてこのウォータードリップの特徴はそのクリアな味わい。さらに熱を加えないため味が劣化しににくく、比較的長期保存が利くといったメリットもあります。
欠点は時間がかかること。そして個人的にはフレンチプレスなどに比べやや酸味が出にくいと感じています。
ただ苦味と酸味のバランスはよいかと。
あとは浅煎りのコーヒーには使いにくいですね。麦茶みたいになっちゃいます(^_^;)
アイスコーヒーのようなイメージがありますが、温めてももちろんおいしいです。
直火は避けて湯煎するほうがいいそうですが、僕はめんどくさいんでとろ火で温めます。

あんまりご存じない方もいるかとおもいますので、どんなもんか抽出法を。

water_dripper1_150508.JPG




















中挽きにした豆をセットし、お水を少しずつ垂らして全体に浸透させます。蒸らしみたいなもんですね。
これにより水の通り道を作ってやります。ここでかき混ぜる方もいますが僕はやりません。
量は50~60g/700mLってとこですかね。

water_dripper3.JPG



















で、こんな感じに水を全体に落とすためのセパレーターをつけるんですが、こんだけ穴が空いてても表面張力の関係もあり全然均等に落ちてくれません。
このため一点に片寄ったり、落ちる水の勢いでコーヒー粉にくぼみが出来たりと全然うまくいきませんでした。
初めのころはこれのせいであんまりうまくないじゃんと飲むのやめました。

で、解決法として最初に考えたのがちょこちょこ回転させて落ちるポイントを調整する。これじゃ結局くぼみは改善されない・・・むむむ。
どうしようかなぁと悩んでいたら、ららぽーとで見かけたお店で豆の上に布だか紙だか乗っけてる店をちらっと見かけまして。
参考にしてネルドリップのネルを使ってみると、これが当たり。現在は余ったガーゼがあるので煮沸して使ってますが、どちらでもいいと思います。
折りかえってる部分が外壁に当たらないようにしないと水が壁を伝ってコーヒー粉に十分当たらないので注意。ま、ペーパーやネルと似たようなもんです。
こんな感じね。
water_dripper2.JPG  


























この改善によりようやくその真価を発揮できるようになりました。
あとで調べたら他のドリッパーでは円形のろ紙が出ているんですね。買うのめんどくさいし、紙の匂いが出るかもしれないと思うとわざわざ使う気しませんが。

water_dripper4.JPG 



























あとはこんな感じにセッティングしまして、一滴一秒の速度で点滴させるだけ!
ただ水の重量の減少、温度変化とともに速度が変化します。室温になるまでで結構変わってしまうので、室温になった水を使うことをお勧めします。

抽出の均一化を図るため、また速度変化に対応するため、速度が遅くなったと思ったら(30min~1hr)一度点滴を調節して、さらに粉受けを180度回転させてます。まぁやる気があるときはもう一回ぐらいやりますが。

速度に関しては2~3秒に1滴や、2~3滴で1秒など色々意見があるようですがまぁ好みでしょう。
川崎でダッチコーヒーを出している珈琲苑のマスターは2~3秒に1滴とおっしゃってました。
豆の粗さにも、一度に抽出する量にもよると思いますが、1滴/2~3秒ではちょっと雑味が出てしまったんでrockyの粗さMAXでは1滴/秒でいいと思ってます。

飲む際は必ずかき混ぜて濃度を一定にしてから!
とまぁ、ほっときゃ出来る簡単なイメージですが、ちゃんとやるとそこそこ手間がかかります。ですが、それに見合った味には出会うことが出来ると思います。

アイスコーヒーにしても通常のドリップとは違った味わい・口当たりです。
職場にはこれをペットボトルにつめて持ってってます♪

もともとはロブスタ種の強烈さを緩和するために考案されたと言うこともあり、いい部分をしっかり表現してくれます。
ただしお湯を使わないからこそ抽出しきれない成分もあると思いますので(脂肪分とか?)、適正な味の評価には向かないかもしれませんね。だからこそあのすっきり感があると思ってますが。
ブレンド、それも水出し用の物でこそ真価を発揮できるのかもしれません。

因みにはら珈琲さんによると非加熱の水では栓をしての販売は出来ないそうで、水出し珈琲は販売はできないとのこと。飲んでみたい方はお店で飲んでみてください。
前述のはら珈琲さんは四国のお店で名水にこだわっているそうです。行ってみたい('-'*)
銀座にも水出し専門店が確かありますし、オールド珈琲で有名なランブル珈琲でも扱っています。
川崎では先ほどの珈琲苑、地下街の壱番館などで飲めますね。

追記:一部修正しました5/22 1:50

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