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エスプレッソ・ラテアートを中心に、その他諸々。 のんびりマイペースにやってきます
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ちょっと前の話題作第二弾、『英国王のスピーチ』を観た。
吃音の英国王・ジョージ6世を演じたコリン・ファースの演技が素晴らしく、とてもよかった。
内容的にも面白かったけど、よくスピーチをテーマにここまで仕上げたなというのが正直な感想。
全体的な雰囲気も映像の作りも、落ち着いていながらもしっかりしていて良かった。

以下ネタばれ込み。

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風邪引いたんでのんびり映画。
せっかくの機会なのでブラック・スワンを観た。

アカデミー主演女優賞を受賞しただけあって、ナタリー・ポートマンの演技は素晴らしい。
まさに美しき狂気。
役作りのための体づくり、表現力は流石の一言。
ただバレエ映画のような紹介をされていたけど、思いっきりサスペンスホラーですね。
そういう視点で観た方がきっと面白い。
ではネタばれ込みは以下にて。
 

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アバターをようやっと見てきました。
もちろん3Dでね。

3Dは4方式あるらしいですが、僕が見たのはTOHOのXpanD方式ってやつらしい。
avatorは109系列が採用しているIMAX3D方式での上映を前提としているらしく、どうもそれがいちばんきれいに見えるらしいのですが時間が合わず断念。

それでも3Dはすごかった。
個人的にはディズニーシーのジーニーのやつをイメージしてたんだけど、鮮やかさが全然違うし、最初は見えづらかったけど慣れてしまうと違和感なく楽しめました。
もうね、臨場感がすごいのなんの。
びっくりするほど飛び出てくるわけじゃないんだけど、そこがまたほどよくて、奥行のある映像で十分な迫力。
今回は友達に薦められて吹き替えで見たんだけど、それが大正解。じっくり映像に集中できました。

3D以前にCGそのものがよくできているのでかなり自然な作り。
アバターとなっているキャラクターの肌の質感とかも昔のCGの不自然さがなくなっているし、植物なんか葉っぱの一枚一枚までよく表現されてます。
3Dでなければ面白くないって言われてるみたいだけど、映像的には3Dでなくてもそれなりに楽しめる出来だと思いました。

欠点としてはTOHOの3Dメガネがくそ重たいってことか。終わったら鼻に跡がつくぐらい。
しかも鼻あてがほとんどなくて(鼻の高い外人を想定してるから?)かけにくいことこの上ない。
ただメガネをかけ慣れてるってのもあってか、しばらく経つと違和感もなく普通に見れましたが。

ストーリーも伏線がわかりやすくて先が読めるといえば読めるんだけど、映像の迫力に飲まれてぼけーっと見ちゃいました。
結構ハラハラする場面も多くていい感じですよ。
出てくる動物たちも個性的でよく考えられてます。幻想的な大自然がいい雰囲気。

いずれ3Dがもっと普及することを考えると、今が一番3Dの迫力に素直に感動できる時かも?
是非映画館で見てほしい作品ですね。
 

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this is itを観てまいりました。
世代が違うので特別ファンだということはないですが、間違いなく一時代を築いた人間の最期の姿は見ておこうかと。

僕の世代で音楽にさして興味がないとマイケルの印象といえば"king of pop"というよりゴシップキングのイメージになっていました。
もちろんスリラーは知っていたけど、真面目に映像を見たことなかったし。
だけど亡くなってから急に特番などで取り立たされるようになって、あぁやっぱりすごい人なんだなぁと。

最初は映画は見る気なかったんですけど、テレビでスリラーの映像やbeat itの歌声を聞いて圧倒されました。
その後you tubeでジャクソン5の頃から最近までの映像を見たんですが、よく通る声と切れのいいダンス、今見ても鮮烈な印象を受けました。
やっぱムーンウォークはすごいよね。

で、アンコール公開をしているうちに映画を見たんですが、驚かされたのはマイケルのマネージメントとスタッフへの配慮の部分。
編集もあるでしょうし多少美化されるところはあるかもしれないけど、一人で細かなところまで指示してコンサートを作り上げ、かつ謙虚な姿勢で対応しているのはゴシップのイメージとは程遠いもので、エンターテイナーとしての彼の姿がそこにあります。

幼児虐待疑惑やら、整形疑惑やら、実際の真偽はともかくとして、全盛期を過ぎて以降はゴシップばかり目につきましたが、もしそういった騒ぎがなければずっと一線で活動し続けていたんじゃないかなぁと。
そう考えるとメディアの力は怖いですね。

映画というよりDVD特典のようなドキュメンタリー作品でしたが、今だからこそ観るべき作品かもしれません。
全盛期の頃がどのくらいだったのか体験していたかったですね。
僕のようにマイケル・ジャクソンのアーティストとしての姿を知らない世代の方は是非。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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米HBOと英BBCが200億以上、8年をかけて作成したローマ史。
映画ではなく連続テレビドラマなんですが、シリーズ2作で全22話とまぁそれなりの長さ。

僕はドラマはめんどくさいので見ないんですが、最近はipod touchに入れることができるので小説感覚で少しずつ見ていました。

前篇はユリウス・カエサルのガリア征服から殺害まで、後編はオクタヴィアヌスとアントニウスによる後継者争いを軸に話が進んでいきます。
面白いのが話の中心となるのがカエサルとオクタヴィアヌスのみではなく2人の軍兵士、ヴォレヌスとその部下プッロであること。
歴史大作ともなれば中心となるのは時代を動かす人物、この場合カエサルとオクタヴィアヌスになりがちですが、そのあたりは物語の視点をよく考えて組んであります。
二人が中心となっているのでカエサルなどによる政治面の表現だけでなく、庶民の生活やドラマ性、そして時代の中心でもあった軍隊の存在がリアルに生きてきます。
架空の人物かと思いきや実在していたようで(史実では二人とも隊長クラスで出世争いをしていたそうなんでやはりドラマとは異なってますけど)、他のキャラクターも実存する人物をうまく配役しています。

ドラマなんで史実を大胆にアレンジしてますが、配役がとてもうまく、ストーリもかなりリアルに感じます。
つーか役者はほとんど日本で有名じゃない人ばかりなんですが、まぁうまいうまい。
オクタヴィアヌスの母親役のアティアなんか主役もオクタヴィアヌスも食ってしまうような存在感。
政治に振り回される女とそれを利用する女、いろんな女の生きざまも見所です。
クレオパトラとかね。カエサリオンの出自は大胆にアレンジしすぎですが……いいんですかね、あれ。
初見のクレオパトラはえ?「これがクレオパトラ?」と思わせるような俳優さんと雰囲気ですが、物語になじむにつれ意外性はなくなり不思議な魅力を醸し出しています。

あとはおっさん風体のカエサルと少年期のオクタヴィアヌス。
二人ともヨーロッパ史最重要人物でかつ英雄視されているカリスマなのにそれを感じさせない配役にびっくり。
アントニウスのが全然いい男風じゃねーかと。
しかしカエサルは事実遅咲きの天才で軍事のみならず政治にたけた人物、ということであの風体での苛烈な手腕はよく似合ってました。
オクタヴィアヌスは時折冷酷さは見せるもののいまいちだなー、なんか小物っぽい、とおもってたら最終話でのアントニウスとの争いで一皮むけます。そのギャップもそうですが、喧嘩シーンの切れっぷりは見事だったなー。
後編で役者が変わったのは残念でした。

戦闘シーンは割とシンプルですが、CGに頼らずリアルを追求してるからこそでしょう。
すこしもったりしているところや、最近の映画に慣れてると迫力を感じないって人もいるかもしれないけど、実際はこんな風だったんじゃないかと思わせるようなリアルさがそこにはあります。


R-15とありますが、間違いなく大人向け。
人が死ぬところは生々しさがあるし、アダルトシーンも満載ですが、その男女の関係と生活が話の奥深さを増している気がします。
リアルな街並み、雰囲気、魅力的なキャラクター。
残虐性をうまく表現しつつ、勧善懲悪ではない深みのあるストーリー。
amazonだとセットでもかなり安いようなので、ローマに興味がある方にはお勧めです。是非。

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いまさらもいまさらですが、レッドクリフpartⅡを観てきました。もう今週から別の映画が始まるようで、逃したら見れなくなるとこでした。

さて、前作のグダグダ感もあって期待していなかった本作ですが、意外と面白かった。
賞賛すべきは軍対軍のシーン。
火を使った演出はなかなかに見事。船の激突や、爆発シーンなど迫力はあるし、壮観。
大人数の決戦シーンてロード・オブ・ザ・リングとか今まであんまりおもしろいのなかったけど、これはよかったかな。
映画館で見てよかった。
ただし、長すぎだけどね。途中で火ばっか見て飽きちゃった。

個々の将軍は相変らず強すぎます。なんだよ、また三国無双かよって感じ。
全体としては孔明の策謀など見どころもあるけどやっぱり長いよね。
でも三部作とかにならなくてよかった……逆に一本でまとめるのは難しかっただろうから前後編の構成は正解だと思います。
スパイのシーンやら、孔明のお天気お兄さんっぷりやらほんとかよってとこは多いですけど、ドキュメンタリーなわけではないですし、演出としてはまずまず楽しめました。

映画館で観ないと面白さ半減かもしれないけど、娯楽映画としてみるならまずまずの作品だったと思います。
ジョン・ウーらしくハトは出てたけど、二丁拳銃に値するシーンは見当たらなかった。個人的には連弩をうまく使って二丁拳銃っぽくしてほしかったけど(^_^;)

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黒人差別の強い時代、ジョージアの貧困な村の母子家庭で育ったレイ・チャールズ・ロビンソン。弟の溺死、さらに視力を失うという不幸を背負う。
成長したレイはシアトルでその才能を発揮し有名になっていくが、盲目であるがゆえに周りからだまされ、それでもしたたかに生きていく。
盲目の暗闇から逃げるため、麻薬に手を出しのめり込んでいく。しかし彼の心の闇にあったものとは……



ソウルの神様、レイ・チャールズの伝記的映画。
麻薬やったり女遊びが盛んだったりと意外な彼の半生を包み隠さず、飾ることなくリアルに描かれてます。
この作品は彼が生きている間に撮影されたけど、存命中に完成することはかなわなかったそうな。
しかし、レイ本人から『後継者』と称されたジェイミー・フォックスの演技は見事。
ある意味ジェイミーはレイ以上にレイを演じれていたように思います。

レイ・チャールズという人物はよく知らなかったんですが、十分楽しめました。
序章の方や最期の盛り上げがやや物足りない感じはありますが、リアリティもあり、ストーリにあった音楽もとてもよく、いい映画でした。
アンチェイン・マイ・ハート、いい曲だなぁ。

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カリフォルニアのデザイン学校に通うブロンド・ガールのエルは、上院議員の息子ワーナーからのプロポーズを受けるつもりのデートで『妻には知的な女性を。ブロンド髪はあり得ない』と振られてしまう。
ワーナーの心を取り戻すため必死に勉強し、彼の通うハーバード大学の入学を目指す。



ブロンド=おばか、って通説を皮肉ったコメディ。
まぁびっくりするぐらいよくできた、映画としてありきたりなお話。
典型的でひねりもないのである意味安心して見れるけど。
あんまり突っ込んで見ちゃいけない映画なんだけど、さすがにここまでひねりもくそもないと冷めて変に穿ってみちゃう。

評判は良かったのになぁ。
同じウェザースプーンなら評判は悪かったけど『メラニーは行く!』の方がよっぽど面白かった。

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愛する妻に先立たれ、好き勝手にやる息子たちと相続にしか興味のない孫との間に溝ができ、孤独を深める老人ウォルト。
そんな中隣に住むもン族の少年タオが従兄弟のギャングに脅され愛車グラン・トリノを盗みに来たのを見つけ銃を構えるが逃がしてしまう。
タオは盗みを失敗した罰を与えに来た従兄弟たちと乱闘となるが、ウォルトの家にまで被害が及んだためウォルトが銃で追い払う。家名を汚したとしてウォルトの家で働かせられるタオ。
無口で内気な少年と孤独な老人は少しずつわかりあっていくが……



昨日記事を書いたのにシステムメンテの時間だったらしいくすべて消えてしまった……
実は作品自体は公開までまったく知らなくて、たまたまやってるポスターを見て面白そうだなと思ったぐらい。
イーストウッドはこの作品で俳優引退だとか。いや、主役はやらなくても出てきそうな気がするけど(^_^;)

作品自体はいい意味で小さくまとまっていてよくできていたと思います。
ミリオンダラー・ベイビーもそうでしたが、孤独な老人をやらすとやっぱうめーや。
男の生き様と少年の成長。ともすればありがちでつまらない話になってしまいそうなところをそうさせないのは彼の手腕でしょうかね。

友達はアカデミーはこれで決まりだと息巻いていたぐらい絶賛していました。
まぁそこまでではないにせよ、個人的にはいい話だしキャラが立っていていい作品だと感じました。
観終わった後もすっきりしていますし。

ではネタばれ込みは以下にて。

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ボクシングしかできることがないマギー。彼女は名匠フランキーのもとに足を運び、拒絶されながらも何とか弟子入りを果たす。
フランキーの教えの下、強打を活かし勝ち進む彼女。
しかし優勢で進めていた世界タイトルマッチでマギーを悲劇が襲う。



チョコレートに続きやや重めなテーマのアカデミー作品。
初のヒラリース・ワンク作品。
クリントイースト・ウッドとモーガン・フリーマンという名優コンビ。
イーストウッド作品って意外と見てないことに気づいた。
やっぱり『パーフェクト・ワールド』はとっても素敵な映画ですが。

テーマの関係から賛否両論がありますが、難しいとこですね。
とりあえず障害を持たれている方などは観るべきではないと思いますが。
個人的はラストは苦悩の上での二人の決断なので間違いではないと思いますが、それを映画として上映していいかどうかはまた別ですし。

なにはともあれ観るのであればそれなりの覚悟を持ってください。
ではネタばれ込みは以下続きにて。

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